2016年3月10日木曜日

電圧が不安定ならどうする?

アジア圏の発展途上国なら基本電圧は不安定です。

どのくらい不安定かというと、半分になったり倍になったりします。

電柱にのっているトランスが不安定になり時々壊れます。
全然電気が来ないならまだいいのですが、80Vくらいだけ来る時すらあります。
我が家ある地域では、誰も電気を使ってない時間帯は200V前後ですが、ご飯を作るピークタイムだと電圧が150Vを下回ることもあります。
電気が通電する瞬間や、風でむき出しの電線が揺れて接触したりすると、300Vを超えたりします。
発電機から電気を取るときも負荷が少ないと280Vを超えたりします。

ということで、インド製のガラケーの充電器を見ると100V-300Vまで対応しています。
この技術はすごい!

ですが、電圧の振れに弱い電子機器や、95Vから105Vくらいの振れしかない日本の製品は弱かったりします。
もちろん、その電圧の揺れによってネパールではインバーター、冷蔵庫、テレビから、いろんな機械が壊れます。

なら、安定化電源を買えばいいじゃないか!

そして、近くの電気屋で探します。
ボルテージコントローラーをくださいと。

はい、それ間違っています。



こういうやつですよね?
400ルピーから800ルピーくらいで手に入りますね。
高くても1000ルピー以下で手に入ります。

あれ?
でも、とっても軽い。
トランスなんて入ってないのでは?

そうです。
入っていません。

写真をよーく見てください。
一般的なのが下のやつ。

オートマチックボルテージコントローラーと書いてあります。
自動電圧調整器ですね。

どうコントロールするかと言うと、一定より低い電圧、一定より高い電圧をカットします。
他は何にもしません。。。
まったくのスルーですね。
下限が160Vなら160Vまではそのまま通しちゃいます。
上限が260Vならそこまで通しちゃいます。

中には、一瞬だけ電気が切れた場合に冷蔵庫の冷媒が落ち切るまで電気が来ても一定時間止めてくれる機能もあります。

が、それだけです。
ですから、正確にはボルトガードと言います。
写真の上の黒いやつには正しく表記されていますね。

低電圧、高電圧に対する保護はしてくれます。
なので、付けた方が良いですけど、「電圧は調整しません」。

覚えておきましょう。
一般的には電子機器の保護のために使います。

じゃぁ、安定器は無いのか?

あります。

スタビライザーもしくはボルテージレギュレーターと言います。
ネパール的にはSの半音には前にIの音がつくので、イスタビライザーとなります。


見た目がボルトガードに似たものが一般的ですが、これはちょっと高いタイプです。

見分ける方法は簡単です。
持ち上げてください。
ボルトガードはトランスがないので軽く持ちあがります。
スタビライザーはトランスが入っているので、ずっしりと重いです。

スタビライザーには製品によりますが、以下のような機能があります。
・ローカット(超低電圧時に切断)
・ハイカット(超高電圧時に切断)
・電圧調整

一般的に電気屋で売っているスタビライザーは平べったいです。
リレータイプですね。
トランスはあるのですが、マイコン制御で電圧を調整します。
電圧を範囲で決めて、その範囲内だと係数いくらで上げたり下げたり。
なので、出力電圧にも変化があります。
大体、200Vから240Vの範囲で変動します。
入力電圧が微妙な高さなら、200Vと240Vを行ったり来たりします。
このタイプは、小さな機器を単体で接続するのに向いています。
そして、一瞬で大容量の電気を使うような機械には追従できません。
こちらは、3000ルピーから5000ルピーくらいで手に入ります。
こちらの許容量は一般的に0.5kva(500va)くらいでしょうか。

ただ、最近は電圧が低くてインバーターが充電すらしてくれない。
水揚げポンプが動かないなどという問題がありますよね。
それに追従するのはモータータイプです。
セルボモーターとか言いますかね?
大きな丸いコイルがあり、その周りが接点になっており、入力電圧に応じてモーターで接点が回転して移動します。
こちらは、出力電圧が常に一定に保たれます。
こちらの許容量は1kva、1.5kva、2kva、3kva、5kvaなどいろいろあります。
ですが、かなり重く大きいです。
1kvaで5000ルピーから、2kvaで7500ルピーから、3kvaで10000ルピーからといった感じです。
高いものでは、その倍以上します。
お勧めは、カトマンズのスンダラで手に入る、PrimeとかPremierという中国製のものです。
110V出力もついており、それなりに品質が高いです。

ちなみに、我が家はもっと巨大な3kvaのものがインバーターの前に接続されています。
写真のは1kvaですね。

ということで、余談ですが110Vを使用したい場合は、ダウントランスでなくて、
110V出力のあるスタビライザーを買いましょう。

なぜなら、ダウントランスは電圧を半分にするだけです。
入力が160Vしかなければ、80Vしか得られないからです。

スタビライザーなら安定化したあと半分にした電圧を提供してくれます。

ということで、モータータイプのスタビライザーを買いましょう。
基本は電気屋でオーダーするか、自分で電気街に買いに行かないと手に入りません。
バトバやセルウェイズのような大型店ならたまに在庫していますが、普通は置いていません。

なぜなら、ネパール人は結果が目に見える機械にしかお金をかけません。
壊れたら修理すればよいので、そんなものにお金をかけないのです。

壊れない方がトータルでコストも低いし、安心も買えるのに。
ネパール人て不思議ですね。

3 件のコメント:

  1. いつもブログを楽しみにしています
    とてもためになる記事でありがたいです
    自分はよくネパールに行くのですが
    エネループの充電器が壊れたこともあり
    以下の商品の購入を考えています

    http://item.rakuten.co.jp/griptone/world-120/

    スタビライザーではないそうです
    持ち運びができる電圧安定機能のあるものとなると
    これしかなさそうですが
    どう思われますか?
    現地でスタビライザーを購入したほうがいいとも思うのですが
    持ち運びを考えると躊躇しています

    あとネパールでコンセントを差す時によく火花が出るのですが
    そのことについてご存知でしたら
    記事に取り上げていただきたいです

    よろしくお願いします

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  2. コメントありがとうございます。
    電圧の急激な変化や低すぎる電圧などでも、壊れたという話を聞きますね。
    変圧器を持ち歩きするなら、やはり日本製かと思います。
    ただ、ネパールでも5000ルピーほど出せば、1000VAぐらいまで対応した110V出力可能なスタビライザーが買えますので、据え置きしたいところですね。
    しかし、ネパールではコンセントのプラグを付け替える必要があるかと思います。
    火花の件と合わせて、記事にさせていただきたいと思います。

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    1. 返信ありがとうございます
      火花の件も早速記事にしていただきましてありがとうございました

      日本製の持ち運び可能なスタビライザーがあればベストですが
      ネパールでスタビライザーを購入することも考えてみます

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