2016年3月22日火曜日

インバーターの接続配線について

インバーターの接続は自分でされる人は少ないと思います。
なので気にしておられないと思います。

どうなってるのかなー?と、気になる人だけどうぞ。

インバータの配線にはシングルワイヤリングとダブルワイヤリングがあります。

ちなみに、ワイヤリングは配線という意味です。
ただ、ネパールでは、電気に詳しくない人たちは一般的にワイヤリングと聞くと溶接(ウェルディング)を連想します。
私の聞き間違いでなければ。

今回は、配線のお話。

電気の世界では交流、直流どちらも一方向に流れます。

直流はプラスマイナスが一定ですが、交流は定期的にプラスマイナスが入れ替わります。
ただし、どちらも電気の流れる方向は一定です。
2本線がないと電気は流れません。
日本的には電源側と設置側と言いますね。
ネパールでは電源側をフェーズまたはライン、設置側をニュートラルと言います。

フェーズから電気がやってきて、機械の中に入り、そしてニュートラルへ流れていくと。

ニュートラルは基本アースと同じ0Vです。
そして、フェーズにかかる電圧との差で、電気が取り出されます。

電力会社からはこの2本が電線としてやって来るわけです。

そして、インバーターに入ってバッテリーに充電されます。
電気が切れると、インバーターから電気が供給されるわけです。

インバーターを導入している家はインバーターの出力につながれている系統と、シティラインにつながれている系統とが存在ます。

で、インバータの出力とシティラインを同じ配線に載せることはできません。
なぜだか私も詳細にはわかりませんが、載せようとするとショートします。
ループしちゃうからなのかな?
我が家のバッテリーの電気が外部に出ていくのもよろしくありません。

よって、インバータの出力につながるのは、閉鎖回路でないといけませんね。

インバーターの出力から二本線が出ており、その先は閉鎖された回路になっている。
これは非常に気持ちが良いですね。
そもそもそうあるべきだと思います。

これが、ダブルワイヤリングです。

でも、ネパールではシングルワイヤリングが基本です。

インバーターの出力からは1本しか線が出ていません。
1本じゃ電気は流れないとさっき説明したばかりですが。。。

これは、フェーズ側の線のみを取り出しています。

そして、ニュートラルはというと、シティラインのニュートラルに載せてしまいます。

もちろん、インバーター系統のフェーズは閉鎖回路が大前提です。

こうすることで、何が良いかと言うと、工事が楽、配線代が半分で済む、という事になります。

弊害はないのでしょうか?

もちろんあります。

まず、外部の工事などでもし電源側、設置側が入れ替わった場合、この配線は成立しません。
また、電気が来ているかにかかわりなく、インバータの充電用コンセントを差し込まないと、電気がうまく流れません。

これは、おそらく設置側がつながっていないため、うまく対地電圧が取れないためだと思われます。

電気代を節約したいネパリはインバーターの充電が終わったら、コンセントの線を抜いてしまって、なぜか電気がつかないので「壊れたー!?」と騒ぎまわっています。
線を抜かなければいいのに。。。

また、コンセントの片切りスイッチが設置側についていても、恐らく成立しません。

弊害の方が多いのですが。。。

工事が簡単なのは良いですね。

MCBを触らない工事も可能です。
例えば、インバーターの出力からフェーズだけを取り出します。
そして、照明のスイッチを開けて、必要なところの供給の線を取り換えてしまいます。
これだけで、インバーター系統の照明の完成です。

まぁ、インバーターの設置には実際はMCBの許容量、壁内配線の太さ、消費電力の計算など、色々の知識が必要です。
もちろん使い手にも。

ただ、あまり皆さん気にせず使われているので、電気屋が殿様商売できるんですが。。。

この件は、実際に配線を触ってみないとよく分からないかと思います。
そのうち、配線図をアップするかもしれません。

インバーターや配線でお困りのことがあれば、相談受け付けますよ。

あ、私は電気工事士の資格はありませんので、悪しからず。
日本で無資格の方がこんな作業をすると違法になります。
ネパールだからまかり通る恐ろしさ。

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