2016年3月8日火曜日

バッテリーって、どのくらい持つのか

ネパール人やネパール在住の外国人の方から受ける質問で多いのがこれです。

「○○のバッテリーでどのくらいもつの?」

そうは言われましてもですね、そんなの使い方次第ですよ。
そういう答え方をすると、皆さんがっかりなので、特別に計算方法をお教えします。

インバーターを買う時に、お店の人に「停電時に何を使いたいのか?」と聞かれて、
計算機をバチバチ叩いている、あの計算式ですね。

バッテリーには容量というものがありますので、当然バックアップ時間も限りがあります。
ただ、使い方にもよります。

バッテリーというのは一気に電気を取り出すのは苦手で、少しずつ取り出すのは得意です。
後者の方がトータルで取り出せる電力は多くなります。
まぁ、節電しろってことなのですが。。。

もちろん、バッテリーの品質にもよるのですが、基本的な考え方で説明します。

例えば、3000ルピー前後で売っている、電球が3個まで使えるといわれる小さなUPSで考えましょう。
彼の許容量、つまり一度に取り出せる電気容量は40W前後です。
それ以下の消費電力であれば自由に使えるわけですが、問題は容量ですね。
その中には、直流12Vの7Ah(アンペアアワー)のバッテリーが搭載されています。
これは、一時間でバッテリーの使える電気をすべて取り出した場合、7A(アンペア)の電流が得られるというものです。
12V×7Aで、使える電力は84VA(ボルトアンペア)になります。
これはW(ワット)とは厳密には違うのですが、細かいことは抜きにしましょう。
ただし、すべての電気を取り出せるわけではなく、変換効率などで熱になってしまうものもあります。
また、インバーター本体が消費する電力もあります。
もろもろざっくり合わせて、以下のようになります。

バッテリー電圧×バッテリー容量(Ah)×0.8(変換効率)×0.8(インバーター効率)=使える電力(VA)

では、計算してみましょう。
12V×7Ah×0.8×0.8=53.76VA

そこから、使用する消費電力を割ります。
11WのCFL(蛍光灯電球)を使うとしましょう。
53.76VA÷11W=4.88・・・
※0.5未満は切り捨て、0.5以上は30分と考えましょう。

ということで、12Vの7Ahのバッテリーを搭載した小型インバーターで、11WのCFLを利用すると、約4時間半使用できるということになります。

では、比較的大型の容量が100Ahのバッテリーを対応するインバーターを設置したとしましょう。
12V×100Ah×0.8×0.8=768VA
11WのCFLを2本、ノートパソコン(50W)を1台、iPad(10W)を1台充電、iPhone(5W)を1台充電したとします。
11W+11W+50W+10W+5W=87W
で、768VA÷87W=約8時間半となります。

まぁ、充電にどのくらい時間がかかるか、インバーターの許容量と充電電流はどのくらいか、
バッテリーは1本なのか並列か直列かなど、多くの要素が関係します。
バッテリーが古いのか健全な状態なのか、室温はいくらなのか、希硫酸の濃度はいくつかなど・・・
冷蔵庫に至っては、四六時中動いているわけではなく、温度が上がった時だけ冷やすために動きますし。

ということで、詳しくは直接私か電気屋にご相談ください。
特に、充電電流というのは重要です。
接続できるバッテリーサイズとも直接関係してきますので。

その話は、また今度という事に。

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