2017年6月4日日曜日

電気工事をしたら使う前にテストをしましょう

先日、電気工事のとある講習を受けることができました。

新しい部屋に電気機器を設置した、コンセントを追加したなど、新設工事に伴い使用前に安全かも確認するためにチェックするという内容です。

チェック1:Polarity Test

コンセントのフェーズ(プラス)、ニュートラス(マイナス)、アースが正しく設置されているかを確認するテストです。

ネパールではコンセントは3ピンで、一番上がアース、その下の二つの右がフェーズ、左がニュートラスにつなぐことになっています。
そして、片切スイッチがつく場合は、フェーズに入ります。
チェックを一瞬でしてくれる、ポラリティテスターというものもあるようです。
Major Tech ELCB & Polarity Tester 220V

ネパールの秋葉原と言われるスンダラの電気街で探してみましたが、売っていないようです。
それで、マルチテスターを使っても行える方法があります。

まず、一番上にアースが繋がっていることは大前提です。

そして、その下のフェーズとニュートラルが正しく接続されているかを確認します。
まず、テスターを交流のボルトに設定し、コンセントのスイッチを入れます。
右下に赤、左下に黒を差し込み、正しいボルトが表示されれば、フェーズとニュートラルは接続されており、電気は来ています。
そして、スイッチのON,OFFが稼働して、ボルトの表示が変われば、スイッチは設置されており、正常稼働しています。

次に、右下に赤、上に黒を差し込み、正しいボルトが表示されれば、右下がフェーズで、アースが正しく接続されています。
正しいボルトが表示されなければ、右下がニュートラルで、逆に接続されています。
そして、スイッチのON,OFFが稼働して、ボルトの表示が変われば、スイッチは右下のラインに設置されており、正常稼働しています。

次に、左下に赤、上に黒を差し込み、正しいボルトが表示されれば、左下がフェーズで、アースが正しく接続されています。
ですから、逆に接続されていることになります。
正しいボルトが表示されなければ、左下がニュートラルとなり、正しく接続されています。
そして、スイッチのON,OFFが稼働して、ボルトの表示が変われば、スイッチは左下のラインに設置されており、正常稼働していますが、スイッチの接続ラインが逆です。

これで、正しい結果が出なければ、ラインを接続し直します。
問題なければ、テスト1の終了です。

チェック2:Continuity(Earth) Test

大前提として、地面にアース棒が埋め込まれており、それと分電盤が10sqや16sqといった太いアース線で正しく接続されていること。

まず、長い電線を用意します。
マルチテスターで、Ωのマークのあるところに設定し、電線の端と端で抵抗値を調べます。
短いと0Ω、長いと、0.2Ωとか出るはずです。
この値を記録しておきます。

次に部屋の分電盤を開けて、すべてのMCBをOFFにします。
アースバーに先ほどの電線の片方を接続します。
そして、部屋の中に引っ張っていき、その電線のもう片方の端とすべてのコンセントのアース、ボディアースを取っている場所の接地抵抗を調べます。
この値は小さければ小さいほど良いです。

例えば、電線の抵抗が0.2Ωで、コンセントのアースの抵抗値が0.5Ωとします。
であれば、実際の抵抗値は0.3Ωということになります。
基準としては。これが0.5Ω以下であるとかなり安全とのこと。

実際の抵抗値が0.5Ωを超えるようであれば、何か問題があるかもしれません。
数MΩとか出たら、アースが取れていません。
配線に問題があるので、チェックしましょう。

問題なければ、テスト2の終了です。

チェック3:Insulation Test

これは、絶縁抵抗値を調べるもので、マルチメーターでも見れなくはないですが、
実際に通常電圧の2倍の電圧で電気を流して抵抗値を調べます。
そのため、絶縁抵抗計というものが必要です。

こちらも大前提として、地面にアース棒が埋め込まれており、それと分電盤が10sqや16sqといった太いアース線で正しく接続されていること。

三種類のテストを順に行います。
次に部屋の分電盤を開けて、すべてのMCBをOFFにします。
そして、すべてのコンセントのスイッチがOFFであり、すべてのコンセントに機器が接続されていないこと、すべての照明がOFFであることを確認します。
MCBから直接つながっており、スイッチのない機器に関しては、そのMCBがどれかも調べておきます。

これから行うテストは結果がすべて1MΩ以上であることが必要です。
絶縁抵抗計の図れる最大抵抗値であればさらに良いです。

まず、ActiveEarthのテストです。
設置抵抗計の黒をアースバーに、赤をフェーズのMCBの負荷側に接続して電気を流します。
黒はそのままで、赤を次のMCBに移動し、すべてのMCBをテストします。

次に、ActiveNeutralのテストです。
設置抵抗計の黒をニュートラルバーに、赤をフェーズのMCBの負荷側に接続して電気を流します。
黒はそのままで、赤を次のMCBに移動し、すべてのMCBをテストします。

最後に、IntermixNeutralのテストです。
ニュートラルバーのメインのニュートラルの接続はそのままにしておきます。
そして、回路ごとにニュートラルの線をニュートラルバーから外します。
その二つを図り、またニュートラルバーに接続します。
そのように、すべての回路のニュートラルが、メインと他のニュートラルとつながっていないことをチェックします。

すべてパスすれば、問題ありません。
あなたの工事は成功で、安全だという事になります。

実際は、他にもELBの動作チェックや反応速度のテスをも教えてもらったのですが、そちらは測定器が何分高いもので数万円します。
まぁ、絶縁抵抗計も2,3万はするのですが、中古で安く出回っています。
でも、ELBまたはRCDチェッカーと言われる、漏電遮断器テスターはとっても高価です。
誰か買ったら、教えてください。

MCBやELBのスペックに基づいて、何をどこに設置するかについても学んだのですが、それままたそのうち書きます。

今日は、安全に関するテストでした。